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西沖水産のかき養殖の様子

簡単にご説明すると、以下のような流れになっています。


春 筏組み
春までに、そのシーズンのカキは、全て(基本的に)水揚げが済んでいるので、痛んでいる筏を処分して、新しい筏を作ります。

カキのシーズンが終わる春、その年に水揚げするべき筏が水揚げが済んで、空になります。その際、痛んでいる筏を処分して、新しい筏を作ります。
毎年二台ずつぐらい、作り直します。

冬 筏を組む竹がやってきます。
竹を持ってくる業者さんは、「竹を切る人は、農家の農閑期の
アルバイト」だという話しだそうなので、いつも冬に持ってきます。



写真は、筏の親ナル(どういう字を書くのか分かりませんが)
を、置いた状態。

筏を組む場所は、潮干帯にあって、
干潮時しか筏を組むことができません。
未完成の場合は、陸地と紐でつないで置かないと、
満潮時に浮いて流れて、どこかへ行ってしまいます。

出来上がったとき、満潮時に、船で筏をこいで
引っぱり出せるように、このような作りになっています。


親ナルの上に竹を数本並べて、筏の枠を作る。

枠の上に、どんどん竹を並べて、筏らしくします。
手前の筏が、完成品です。
あとは、この筏にフロート(ブイ)を入れて、浮かせると出来上がり
なのですが。



6月頃 コレクター作り(盤通し)
夏の採苗に備えて、採苗用コレクターを作ります。

作り方は、2メートルの針金に、ホタテ貝の殻と、プラスティックの1センチくらいの管(豆管)を、交互に通し、片側ホタテ貝の殻40枚(両側で計80枚)ぐらい通します。
こんな感じで、ぼちぼちと・・・。
一人なので、好きなラジオや音楽を
かけながらやります。

私はカキ養殖作業中、この作業が一番好きで、
年中、こればっかりやっていたいぐらいです。

なんか、無心になれて・・・。



夏 採苗
親カキが一斉に海中に産卵、放精をします。受精して、カキの種苗になったのを、ホタテ貝の殻を使って付着させ、採苗します。

沖美町大黒神島沖。
左手に見える無人島が、
大黒神島です。

私たちは、ここに筏を所有している方に
筏をお借りして、採苗させていただいています。

いつも、お世話になりまして、
有り難うございます。
コレクターを積んだ、うちの船。
周囲の筏で同様の作業をしている
カキ屋さんの
船が沢山見えます。

ほぼ広島中のカキ屋さんの船が、
一斉にこの近辺に集まって来ていると思われます。

たまに見知らぬ方との情報交換などで、
話しが弾んだりすることも・・・。

このように、筏にコレクターを
つり下げ、採苗します。

このまま1週間ぐらい、
吊っておきます。
このとき、海水の中のカキのタネを思い描きながら
海水をじーっと眺めてしまいます。

どうか、タネが付きますように、と。

持って帰ったタネを、クレーンを使って、抑制棚にかけている
所です。
タネをかけておく、抑制棚。
黒や茶色の点々が、カキの種です。



秋~翌年春 抑制
採苗したカキの種苗は、抑制棚というところに掛けて置いて、半年ぐらい保存します。


抑制棚は、潮が満ちたり引いたりする場所(潮干帯)にあって、種は一日の半分しか、海水に浸かることが
出来ません。ここに掛けて、日に照らして強くしながら、春に筏に養殖するまで半年待ちます。




(採苗から数えて)翌年春 本垂下
抑制棚から種を移して、筏に吊って大きくします。

春になり、海水中のプランクトン(カキのエサ)の量が増えてくると、種を筏に吊って、一気に大きく育てます。
1日の半分しか海水に浸かることが出来ずに、エサをあまり食べられなかったカキの種が、
今度は一日中エサを食べられる海水中に吊られることで、いっぺんに沢山のエサを食べようと、
どんどん大きくなります。

長さ6メートルぐらいの針金に、プラスティックの管と、カキの種が付いたホタテ貝の殻(コレクター)を、
交互に通して筏に吊ります。

本垂下作業をしているところ。
むさくるしくて、すみません・・・。
箱には、カキの種がついたコレクターがいっぱい入っています。
分かりにくいですが、コレクターと管を通したところ。
カキの種
表はこんな感じ。
裏はこんな感じです。
本垂下直後のカキ。
1年半ぐらい養殖したカキです。




(採苗から数えて)翌々年の春以降  水揚げ・選別・再垂下
固まりのまま育っているカキを、バラバラにして、かごに入れ替えます。

筏に吊ってあるカキは、クレーンを使って
水揚げします。
針金の下をはさみで切って、
カキを落としていきます。
作業場前の桟橋。
船からコンベアにカキをスコップですくって
載せると、コンベアで作業場まで運ばれて行きます。
コンベアの先には洗浄機があり、回転と水圧で、
カキの大まかな汚れを取ります。
筏から水揚げしたカキは、
管や、ホタテ貝の殻や、付着生物やら、
固まりのカキなどと一緒になって上がってくるので、このように、ふたつくっついているのも、片側を
叩いて、バラバラにします。
その際、ゴミや付着生物など、出来るだけ取り除きます。
選別したカキは、かごに入れ替え、
再び筏に吊りなおして、出荷時期を
待ちます。


洗浄・むき身
カキを水揚げして、洗浄、むき身して販売します。

洗浄行程については、詳しくはこちらのコーナーをご覧ください。

 

 


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